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紅葉日報

 

 ようこそMerriest  Village かさとぴあのブログへ、かさとぴあスタッフの杉山です。今回のテーマは『紅葉』です。かさとぴあは春は満開の桜、夏は涼しげな清流がある等、季節に応じた魅力がある施設です。そして秋になると真っ赤に色づいたモミジを楽しむことができます。かさとぴあにはA棟やF棟付近、それから茶室の庭等の各場所にモミジが植えられており、この時期にだんだんと赤く色づき始めています

 そもそも樹木の葉っぱがこのように赤色に紅葉する原理はあまり知られていないと思います。秋になると、樹木は冬支度をはじめます。気温が低くなると光合成などの反応速度が遅くなり、また昼の時間が短く、太陽の光も弱まるので、生産できる養分が減ります。使えるエネルギー量も減るために樹木は冬の前に、消費エネルギーの少ない状態、いわば省エネモードとするために、葉のはたらきを徐々に止めていくのです。その際にモミジ等の赤くなる葉っぱはアントシアニンという赤や紫の花に含まれる色素を作り始めます。このアントシアニンは植物が紫外線など有害な光から身を守るために蓄える色素ですが。これが紅葉の仕組みになるわけです。

 まさに紅葉は植物にとっての冬支度であり、節約モードでもあるわけですが。冬の殺風景な景色になる前に植物が私たちに見せてくれるカラフルで鮮やかなプレゼントのようにも思えます。かさとぴあはこれから冬にだんだん近づき寒さも厳しくなってきています。その本格的な冬になる前に是非かさとぴあの紅葉を見に来て下さい。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。